今年度も北海道学生研究発表会SCANに出場しました。佐藤ゼミでは、「社会的課題をビジネスで解決する」というテーマで学生が研究に取り組んでいます。
今回は、伝統的景観地域で観光名所の函館西部地区の生活者における課題の解決でした。観光地ではありますが、同時に生活を営む住民がいることも忘れてはならず、著しい高齢化に悩む地域です。この函館西部地区に暮らす、高齢の方は、買い物など近隣へ徒歩で出かける際に観光の目玉である坂道に苦労する現実があります。この高齢者の買い物に関する課題を近年注目されるグリーンスローモビリティと小型EV車両で解決してみようというビジネスモデルを提案しました。買い物客は、買い物をした後、グリーンスローモビリティで自宅近くへ移動します。（たくさん歩かなくてよい）、買ったものは、小型EV車両で自宅近くに設置される一時保管BOXに届けておきます。買い物客は、配達されたBOXから自分の買い物を引き取り帰宅するという仕組みです。すべてが便利ではありませんが、少しで買い物の際の負担を減らし、衛から出る機会を減らさないという取り組みになります。このモデルをご評価いただき、最優秀賞をいただきました。今後は、提案で終わらせずに実現に向けた実証の活動を行っていきます。